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お七夜・命名式とは

 お七夜とは出産後、お母さんと赤ちゃんが病院を退院し、我が家に帰ってきた頃に行う赤ちゃんに名づけをし、お母さんの退院祝いを兼ねて、身内で行うお祝いとなり、赤ちゃんにとっても、生まれて初めてのお祝いの儀式になります。
出産後7日目に行われるお祝いのことをいい、赤ちゃんの名前を披露し身内でその喜びをお祝い膳を囲んで味わう行事です。 医療技術がまだ、現代のような状況ではない時代、乳児の死亡率は高く、生まれたばかりは、産着も着せず、名前もつけずに7日目まで見守り続け、赤ちゃんに何事もないことを確かめた上で、名づけをしてもらい、

ようやく1人の人間として、家族に迎えられた時代の名残りが、赤ちゃんの誕生を喜び、祝う行事となりました。

 現在のお七夜は・・・
出産後のお母さんの体調と赤ちゃんに無理をさせない程度にお父さんや祖父母などが中心に行う形式が増え、たくさんの親類や知人を招いて盛大にお祝いすることは少なくなっています。

お七夜の祝い膳

  • お赤飯
  • 尾頭付きの魚(鯛など)
  • 刺身
  • 煮付物
  • 揚げ物
  • 昆布巻きや昆布の佃煮など
  • 吸い物 など

 地域や各家庭でいろいろな祝い膳があります。
仕出しやお寿司などで祝い膳を囲むことも増えてきているようです。

命名式について

 かつては、よく行われていた行事でしたが、現代は、命名書を飾るなどして、飾った後の命名書は飾っておく日数は決まりはありませんが、お宮参りまで(男児は30日~32日ごろ 女児は31日~33日ごろ)を目安に飾っておくのもいいでしょう。その後は、神棚や仏壇、タンスなどに大切に仕舞っておくのが一般的です。

命名書の飾り方

例1:正式な命名書の場合
 三方に乗せて床の間に飾ったり、神棚がある家には、三方に乗せた命名書とともに赤飯やお神酒を供えるなどします。

例2:略式な命名書の場合
 神棚や床の間の鴨居にはります。神棚や床の間がない場合は、赤ちゃんの枕元もしくは、家のリビングや茶の間の目立つところにはります。

命名書の書き方

 正式な命名書には奉書紙(ほうしょがみ)2枚を使用します。まずは縦長の奉書紙を表が上になるように横半分におり、折り目を下にして三つ折りにします。そして三つ折にした中央の面には、真ん中に「子供の名前」、右上に「父親の名前と続柄」、左したには「生年月日」を書き、左の面には中央に「命名者(または両親)の氏名」、その右上には 「お七夜の年月日(=命名した年月日)」を書き、右の面には「命名」と書きいれます。折り曲げる時は、まず左の面を折り、次に右の面を折ります。そして目録と同じように、もう1枚の奉書紙で包みます。
 略式の書き方は、半紙の中央上部に小さく「命名」と書き、その下に大きく「赤ちゃんの名前」、右上から「父親の名前と続柄」、左下側に「生年月日」を書きます。病院によっては、命名書のサービスもあるようですね。

お祝いを贈る場合

 お七夜に招待されたら、出産を祝いを兼ねた形で当日にお祝いを贈るといいでしょう。もし、出産祝いが済んでいる場合は、お祝いの席に則した手土産(酒・花・お菓子など)でよいでしょう。もし、現金を包む場合は、お祝い膳の費用を負担するぐらいの金額(5000円~10000円)が一般的です。熨斗紙は、紅白のちょう結びのものを使い、表書きは、「祝御七夜」「祝命名」「御酒肴料」等です。ご祝儀袋の場合も、紅白のちょう結びのものを使います。
お祝いをいただいた場合

 お返しは、原則的に不要です。お七夜に招いた祝い膳がお返しの代わりになります。出産内祝いと兼ねることもできますが、どうしても気になるようだったら菓子折りを用意しておき、表書きは「命名内祝」として贈り主は、赤ちゃんの名前にしましょう。
※上記内容には地域差・個人差がありますので、あくまで一般的な内容としてご覧下さい。

お七夜の次は、出産祝いと内祝いです。

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